ロシアンくんの冬の朝じたく
とても寒いけれど、すがすがしい冬の朝。
北の国の小さな家では、ひとりのロシアンブルーの男の子「ロシアンくん」が目を覚ましました。
差し込む光がやわらかく、木の床もほんのりあたたか。
ロシアンくんはいつものように、お気に入りのチェック柄マフラーをくるりと巻いてから、ぺろりと前足を舐めて顔を洗います。
「今日もいい一日になりそうだにゃ。」
そう思いながら、きれいに毛並みを整える姿はまるで朝の儀式のよう。
棚の上のブローチが揺れて、ちいさな鈴の音が部屋に響きます。
リビングの奥ではストーブが静かに灯り、紅茶の湯気がふんわり。
木の家具に囲まれた空間に、ロシアンくんのゆっくりとした動きがよく似合います。
その日、外では雪がちらついていましたが、家の中はロシアンくんの丁寧な所作とやさしい光で、ぽかぽかとあたたかかったのでした。
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