ねこ世界カーレース選手権2025:ゴールへジャンプ!
静まり返った午後のリビング——だがその沈黙は、今まさに破られようとしていた。
それは「ねこ世界カーレース選手権2025」、ファイナルレースのスタートライン。
スターターを務めるのは、赤いマントを翻すスレンダーな親猫"キャプテン・スピード"。琥珀色の目に宿るのは、誰よりも速く走りきる自信。
一方、スタートラインに並ぶ4台のミニカート。中に乗っているのは、色とりどりの毛糸ヘルメットをかぶった仔猫たち。ゼッケン1〜4まで手作りのダンボールカーに乗り込み、バンダナを風になびかせ、やる気は満々。
「3、2、1…スタートにゃっ!」
合図と同時に、キャプテン・スピードが空中へダイブ!その姿は、まるでスーパーヒーローか忍者か——
仔猫たちも負けじと車体を蹴って一斉スタート!コースはソファ下の高速トンネルから折り返し、ゴールは飼い主の靴山。途中にはピットインの紙コップ、水補給ポイント(ただの水皿)、応援のぬいぐるみ観客席まで用意された本格仕様。
特に黄色い4号機のドライバーは、サングラスをキメて独自のレーシングラインを展開中。観客の飼い主は審判帽をかぶり、何故かピースサインで完全に浮かれている。
ゴール目前——赤マントが宙を舞い、仔猫カーたちが一斉に駆け込む!
その瞬間!「ブォオオオッ」…っと爆音(のつもり)とともに、1匹が寝落ちした!
だが最後には、なぜか全員が同時ゴール。「これは奇跡のタイムにゃ!」
結果?——優勝は…"みんな"!
こうして世界ねこカーレースは、スピード・友情・毛糸ヘルメットの大切さを教えてくれる伝説の大会となった。
撮影は「猫レース実況を愛しすぎてマイクを持たずにシャッターを切った愛猫カメラマン」によるもの。SNSでは「#にゃんこGP」が世界トレンド入りしたとかしないとか。
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