ぼくは葉っぱ！庭園かくれんぼ大作戦

まだ朝露がきらめく庭園の片隅。 そこは今日、"ねこサバイバルかくれんぼ大会"の舞台。 主役は、金色の斑点模様がまぶしいベンガルの母猫"リリィ"と、その元気いっぱいな仔猫"ポコ"。 リリィはサボテンの陰から鋭い目で様子を伺い、まるで"野生のハンター"。 一方のポコはというと……なんと自分の頭に葉っぱを乗せて「ぼくはただの植物ですにゃ」と全力で静止中。 ぬいぐるみの小鳥、曲がった枝のトンネル、どんぐり、そして毛玉ボール——それらはすべてポコの"サバイバル装備"。 「ママには見つからないはずにゃ」 「ポコ、動くと葉っぱが落ちるわよ」 そんな微笑ましいやりとりをよそに、カメラは石畳のひんやり感、サボテンの影、葉っぱの揺れまでも鮮やかに切り取る。 リリィはわざと少しずつ近づき、ポコのしっぽの先をチョン。 「きゃあ！バレたにゃ〜！」 見事（？）捕まったポコは、くすぐられながら母猫に抱きしめられ、再び葉っぱ帽子をちょこんと乗せて「もう一回！」と元気にリスタート。 今日は終わらない。だって、冒険は庭にいくらでも転がっているのだから。 ——世界で一番小さくて幸せな"かくれんぼ王国"の一日が、静かに、でもにぎやかに続いていく。