宇宙に舞うペルシャキャット・ウォリアー

かつて遥か銀河の果てに、「アルファ・ニャイオン」と呼ばれる猫だけの惑星が存在した。そこに生まれた一匹のペルシャ猫、リュミエールは幼い頃から特別な才能を持っていた。 その才能とは、ファンネルを自在に操る空間制御能力と、月光のエネルギーを収束して形にした“ビームサーベル”を使いこなす力だった。リュミエールは鍛錬の末、優雅さと圧倒的な戦闘力を併せ持つ宇宙戦士となった。 ある晩、月が満ちる静かな夜。侵略者たちがこの銀河系に迫っているという知らせを受けたリュミエールは、愛機の装甲スーツを身にまとい、小惑星帯の彼方へと舞い上がった。 背中のファンネルはすべて展開され、放射状に並ぶその姿はまるで宇宙に咲く一輪の戦花。リュミエールの瞳は凛と輝き、静寂のなかに鋭く響くようだった。「この宇宙の平和は、わたしが守るニャ！」そう誓いを立て、彼女はビームサーベルを構えた。 月光に照らされながら、猫戦士リュミールの戦いは、今始まろうとしていた。