ドラグーンを広げし蒼き守護者

漆黒の宇宙に浮かぶ戦艦の甲板、その上でひときわ鋭い視線を放つのは、青き瞳のシャム猫「カイ」。彼は伝説の機体をまとい、両手にビームライフルを携えて宙に浮かぶ。 その背からは無数のドラグーンが放射状に展開され、粒子をまき散らしながら音もなく浮遊している。周囲では爆発の閃光が走り、ビームが宇宙を裂くように飛び交っているが、カイの周囲だけはまるで時間が止まったかのような静けさに包まれていた。 「一撃で決める…」 カイは心の中で静かに呟くと、ビームライフルをクロスさせて構え、戦場の中心へと意識を集中させた。小さな体に秘められた無限の可能性は、この瞬間にすべてを解き放つ準備を整えていた。 宇宙を駆ける猫型の英雄。その雄姿は、きっと誰かの心に刻まれる。