火星の戦場を駆ける鋼鉄のアビシニアン

かつて文明があったとされる火星の地、その赤き大地に新たな伝説が刻まれようとしていた。 猛々しい眼光、引き締まった肉体、そして鋼鉄の鎧をまとうその猫の名は「レクス」。アビシニアン特有の俊敏さと力強さを兼ね備えた彼は、漆黒の重装甲とともに戦場に降り立った。 その右手に握られるのは、巨大なメイス。わずか一振りで岩盤を砕き、敵の装甲を粉砕する破壊力を持つ。そして尾には鋭くしなるテイルブレードが装着され、四方から迫る敵を翻弄する。 「ここは俺の狩場だ——」 一声吠えるやいなや、レクスは爆音と共に前方へ突撃。砂塵が舞い上がり、瓦礫の山を背にメイスを叩きつける。その衝撃で地面は裂け、敵はなす術もなく沈んでいく。 戦士猫レクスが見せる一撃必殺の闘志と美しさ。その姿は、火星の空に新たな英雄譚を描いていく。