朝もやの庭で
古い神社の庭、鳥居の向こうに朝の霧がたちこめる時間。
三毛の長毛猫「こたえ」は、毎朝決まってこの場所で毛づくろいをするのが日課。
眠そうな目を細めながら、静かに時間が流れる庭の片隅で、今日も変わらぬ儀式のように毛並みを整えていく。
蝶ネクタイは、近所の宿の女将がくれたもの。『きっと似合うから』と結ばれたそれは、今やこたえの"看板"となった。
神社の空気に溶け込むように静かで優しい、そんな朝のひととき。
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