パズルキューブと魔法使い猫の多次元冒険
 雪がちらつく夕暮れ、異次元のパズルキューブが宙に浮かぶ迷宮にて、日本猫のマコは今日も魔法の指先と尻尾を駆使してピースを組み替えていた。キューブの隙間をひょいとひねれば、銀色に光る魚がひょろりと現れ、別の面には本物の小さな三日月がゆらゆら浮かぶ。マコの青い目には、迷宮の層を超えた"もうひとつの現実"までもが映り込んでいる。
この世界ではすべてが遊び道具。勝ち誇ったような表情でマコはパズルキューブの中央に新しいピースをぴたりとはめ、周囲の空間がにわかにねじれて光る。彼女の頭には誇らしげなピース型の帽子。雪の積もる静かな午後、パズルキューブのひとつひとつを解くたびに、新しい秘密の世界がまたひとつ誕生していく――それがマコだけの魔法なのだ。 
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