天空の魚風船を駆ける三毛猫冒険譚

ある早朝、三毛の長毛猫ミクは、窓辺で空を見上げていると、突如現れた巨大な魚型風船に飛び乗った。その魚風船はミクの首元の星形リボンに導かれるように、まるで空を泳ぐように雲海の上を疾走し始めた。ミクは青い目を輝かせ、驚きと興奮が入り混じる表情で、現実離れした空の冒険者に！ 眼下にはふかふかの雲、空には鳥の代わりにシャボン玉やカラフルな風船がふわふわ浮かぶ。時おり雲の切れ間から見える小さな町や、他の猫たちが追いかけてくる姿も。冒険の最中、魚風船が急にくすぐったそうに尻尾を振ると、虹色の霧が現れ、その中から猫語を話すフクロウが「雲の上に落ちた星を見つけておいで」とアドバイス。 ミクは魚風船と力を合わせ、雲海の迷路を抜け、無事にきらめく星をゲット！その瞬間、空一面が朝焼けの光で満ち、風船の魚は消え、ミクはふわりと家のベッドに着地していた。…夢だったのか、それとも本当に天空を駆けたのか、ミクの首のリボンには確かに、小さな星のチャームが光っていたという。