猫たちのピカデリー・サーカス大作戦
深夜のゲーセンに、不思議な気配が漂っていた。明かりも落ちた店内で、ピカピカと光るコインゲーム機『PICCADILLY CIRCUS』が、突然動き出す。
その瞬間、中にいた猫たちが目を覚ました。赤い上着にシルクハット、蝶ネクタイの猫たちが台の上で整列し、「今夜こそ我らのショータイムだ!」と高らかに叫んだ。
実はこのゲーム機、100年前に行方不明になった猫サーカス団が封印された魔法の装置だったのだ。
観客はいないが、彼らはおかまいなし。ピョンと飛び上がる猫、帽子を回す猫、コインの海を泳ぐ猫…。ゲーム台はまるで本物のサーカス会場のように輝き始めた。
そして、近くの自販機から聞こえた「ニャーン…」という声に、団長猫・チャールズが気づく。「まさか…新人か?」
こうして猫サーカス団に新たな団員が加わり、今宵もまた、誰も知らないステージの幕が上がるのであった。
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