銀河をまとった猫・ネビュラ

銀河をまとった猫・ネビュラ

その猫は、夜空の一部から歩いて出てきた。 名はネビュラ。体の毛並みは星雲のように輝き、瞳には無数の星が映っていた。地球のどこにも記録されていない猫だったが、彼女はとても自然にそこにいた。 ある小さな町の天文台の少年・リオが最初に彼女を見つけた。リオが夜空を眺めていたとき、突如、空の一部が揺らぎ、その中からネビュラがふわりと現れたのだ。驚きながらもリオは彼女を家に迎え入れた。 だが、それは“星の番人”としての旅の始まりだった。 ネビュラはリオに語りかける。「私の星が盗まれたの。ある者が宇宙の光を吸い取り、闇の銀河を創ろうとしている。」 リオは理解が追いつかないまま、ネビュラと共に星の裂け目へと飛び込んだ。そこから始まるのは、宇宙の果てを巡る冒険。重力のない猫のジャンプ、惑星の尾で追いかけっこ、土星の輪で滑り台。 ネビュラと少年の友情が、銀河を救う鍵になるとは、まだ誰も知らない。

タグ

宇宙 銀河 ネビュラ ファンタジー SF スターキャット ギャラクティック 神秘 トラネコ
© 2025 niku9.click All Rights Reserved.