発進前のひととき
滑走路に停まるホーカー・シドレー ハリアー。その操縦席に、堂々と腰を下ろしているのは、どこか気品の漂うスノーシューの猫だった。
名前はブルー、鋭い青い瞳が特徴だ。彼は空を飛んだことはないが、基地の中では“キャットテン”の名で知られる伝説的存在。
今日もまた、整備士たちが準備を整える中、ブルーは動じることなく座席でくつろぎ、風を待っていた。
その眼差しは、まるで次なるミッションの行く先をすでに見据えているかのよう。
操縦桿を握るわけではない。
けれど、誰よりもこのコックピットが似合う。
「今日も空は青いに違いない。」
ブルーはそんな風に思っていた。
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